非常に強い台風10号は、山陰地方には29日以降に接近し、30日を中心に大荒れの天気に警戒が必要です。ただ進路がまだ定まっていないため、最新情報に基づいた防災対策が必要です。 27日午後の鳥取市周辺の空…。台風10号から流れ込む暖かく湿った空気の影響で、島根県東部や鳥取県東部などでは発達した雨雲が発生。天気が急変し、雷雨となった所もあり、大雨や洪水の警報も発表されました。 山陰にもすでに影響を及ぼしている台風10号は、午後6時の時点で奄美地方付近にあり、非常に強い勢力に発達しています。 しかし動きが遅く、26日夕方の予報から山陰地方への接近のタイミングがさらに遅くなり、現時点では29日以降に接近、30日頃に最接近する見通しとなっています。 ただ30日から31日にかけての予報円は、その範囲が依然として広く、最も北寄りだと山陰沖の日本海を北東に進み、南寄りだと四国沖や紀伊半島付近を進む可能性があるなど、山陰に接近もしくは通過するのかなど全く定まっていません。 仮に山陰沿岸を進むコースになった場合は、台風の進行方向の右側に入るため、30日頃に特に暴風に警戒が必要です。 また山陰の南側をゆっくり進んだ場合は、台風の北側で雨雲が発達するため、大雨に警戒が必要です。