2024年度の販売額 初の300億円超へ JAふくしま未来(本店・福島市)の農畜産物
JAふくしま未来(本店・福島市)の今年度(2024年3月~2025年2月)の農畜産物販売額は315億円程度となる見通しとなった。2016(平成28)年3月の発足後、初めて300億円を超える見込み。数又清市組合長が6日、新年あいさつで福島民報社を訪れ、明らかにした。 品目別の販売額は主力のモモが約81億円、キュウリは約52億円となり、ともに過去最高を更新。その他の果物や野菜、コメ、花卉(かき)も例年並みか例年以上の品目が多く、発足以来目標としてきた300億円の達成が近付いている。 一方、管内の農家約1万200戸を対象とした後継者調査では、多くの作物で担い手が10年後に2~3割減ると判明した。半数近く減る品目もあったという。数又組合長は「減少幅を小さくする仕組みづくりが必要だ。盤石な日本一の産地をつくりたい」と述べた。 三津間一八、佐久間英明の両専務、須田淳一常務理事が同行した。
■土壌分析施設 2月4日開所 伊達市 福島県伊達市に整備しているJAふくしま未来独自の土壌分析センターは2月4日に開所する。土地の状況に合う肥料の量などを調べ、適正な施肥と農地管理を農家に指導する。ふくしま未来によると、土壌分析センターの設置は県内のJAでは初めてで、全国の単位農協でも珍しい。