企業を追い込む「カスハラ」「ハードクレーマー」だが…企業側の落ち度も「それなりにあるケース」での〈着地点〉の探し方【弁護士が解説】
どのラインで解決を目指すか、慎重な対応が重要に
企業法務の現場では、確かに会社側にも落ち度があるものの、「法的な見地から見て、過剰要求なのか否か」、また「解決するための落としどころとして、どのようなお詫びをすべきるか、あるいはなにもしないでおくべきか」といった点を、顧問弁護士等に相談しながら進める企業が増えていると感じます。 世の中、「カスハラ」「クレーマー」といっても、一方的に悪いだけではなく、企業側にも落ち度があるようなケースは、どのラインでどのような解決を目指すのか、慎重な検討が必要であり、難しい問題をはらむケースが多いといえるでしょう。 (※守秘義務の関係上、実際の事例から変更している部分があります。) 山村 暢彦 山村法律事務所 代表弁護士
山村 暢彦