全身タトゥーのセクシー女優が語る“AV新法の影響”「デビュー直後に仕事が全然入らなくなってしまって」
マリア様のタトゥーは優しかったおばさん
――タトゥーはキリスト教系のデザインが多いみたいですけど、なにか理由があるんですか? 叶芽:左腕にあるマリア様のタトゥーは、私のおばさんをイメージしているんです。よく私の面倒を見てくれて、怒ったところを一回も見たことがないくらい優しいおばさんだったんですけど、病気で亡くなってしまって。育ての親みたいに思っていたんですね。「マリア様みたいな優しさだったな」と思って、でももう亡くなっているので、顔はドクロに、手も骨にしたイメージでデザインして入れてもらいました。 ――タトゥーは、自分が考えたものを自分の身体で表現するアート、という感じなんですかね。 叶芽:そうですね。とくに私の場合、左腕はそんな感じのデザインがいっぱい入っています。
タトゥーに対する日本人の目は厳しい
――タトゥーを入れていて良かったことはありますか? 叶芽:最近だと、海外のファンの方が注目してくれることが多いですね。この前は海外のジャーナリストさんから「緊縛モデルをやってほしい」と依頼がありました。日本でも「好きです」って言ってくれるファンの方が増えてきましたね。いろいろな女優さんがいても、やっぱりタトゥーが入っている女優さんはまだ少ないので、タトゥーフェチの方には刺さっているんだと思います。 ――実際の話、日本でタトゥーがバッチリ入っているセクシー女優さんって、あまりいないじゃないですか。海外では「タトゥーも個性」と考えられている点もありますが、日本ではどうですか? 叶芽:デビューのときは、いろいろと言われましたね。「タトゥーが入っているからエロくない。そっちに目が行ってしまう」とレビューを書かれたことも。「見てほしいところはそこじゃないんだけど、なんでそこだけ見ちゃうんだろう」とは思いました。あとは「セクシー女優のくせにタトゥーを入れてるなんて、どういうことだ!」みたいな意見も。
実際に会うとイメージがガラッと変わる
――ちょっと良くわからない意見ですね。好意的な意見はありましたか? 叶芽:ありがたいことに、好意的な意見もたくさんいただけたんです。タトゥー好きの方から「新しくタトゥー女優さんが誕生したぞ、期待だ!」みたいな。あとは「タトゥーが入っているクール系の女の子が責められているのが興奮する」という意見もありました。今はけっこう責められ役が多いので、ニーズに応えられているかな、と(笑)。 ――タトゥーが入っていると、どうしても「責め役」のイメージがありますからね。 叶芽:そうですね、今はファンになってくれた方からも「最初は怖かった」と言われることが多くて。でも初めてイベントをしたときに「叶芽遥希ってタトゥーが入ってるけど、よくしゃべるしよく笑うし、いいな」と思ってくれた方もいます。