「飛距離よりも正確性」 4位浮上で週末に入る今平周吾の気づき
◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 2日目(27日)◇三好CC西コース(愛知)◇7300yd(パー71)◇晴れ(観衆1873人) 【画像】西郷真央と畑岡奈紗の”ドキドキ”女子会 19位から出た今平周吾が5連続を含む6バーディ、ノーボギー、この日のベストスコアに並ぶ「65」をマーク。首位と2打差に詰め寄る通算8アンダーに伸ばし、今季の予選2日間では自己最高位となる4位タイで週末に進んだ。
前半12番(パー5)で奪った最初のバーディがチャージの狼煙。「4mくらいのが入った」と次々とチャンスを決めてリーダーボードを駆け上がる。この日の最難関ホールとなった16番(パー3)で5mを沈めて5連続。後半は「なかなかチャンスを決められなかった」と7番までパーを並べたが、1打目に3UTを握った230ydの8番(パー3)では3mにつけて6個目を奪い、週末への流れも築いた一日を「いいゴルフだった」と振り返った。
今季は開幕戦から8試合続けて決勝に進み、最も低い順位でも23位と安定したプレーを継続。しかし、8月の「横浜ミナト チャンピオンシップ」、2週後の「KBCオーガスタ」では、約2年ぶりとなる出場2試合連続の予選落ちを喫した。 当時は飛距離を求めてフルスイングを試みていた時期。「振り切ると気持ちが上下しやすくなる。力いっぱい振ることなく、最近はフェアウェイキープを大事に。飛距離よりは正確性が大事だと思った」と考えを改めた。この日はフェアウェイキープ率を落としたが、初日は71.4%(10/14)とフィールド4位を記録した。
目下のターゲットは、10月24日に開幕する日本開催の米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」(千葉・アコーディア・ゴルフ習志野CC)の出場権だ。2週後の「日本オープン」終了時点の賞金ランキング上位8人が条件となる。現時点の賞金ランクは18位。「残り3試合だけど、大きい試合(日本オープン)もあるしチャンスはあると思う」と期待を寄せる。節目となる通算10勝目に前進した今週を、滑り込みへの布石としたい。(愛知県みよし市/塚田達也)