センバツ2022 金光大阪と大阪桐蔭 府庁表敬訪問や壮行式 選手ら活躍誓う /大阪
◇金光大阪「勝って校歌を歌う」/大阪桐蔭「41人束になりVを」 第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する金光大阪(高槻市)と大阪桐蔭(大東市)の主将らが10日、府庁を表敬訪問した。金光大阪では同日、壮行式があり、校庭に集まった1、2年生約700人の前で、ベンチ入りする選手18人が甲子園での活躍を誓った。大会は3月18日に開幕。金光大阪は大会第3日(20日)の第2試合で日大三島(静岡)と、大阪桐蔭は第6日(23日)第1試合で鳴門(徳島)と対戦する。【隈元悠太】 表敬訪問を受けた吉村洋文知事は、「優勝旗を大阪に持ち帰ってほしい」と両校を激励。「祈‼センバツ制覇‼」と記した色紙をそれぞれに贈った。 金光大阪の岸本紘一主将(2年)は「コロナ禍で不安もあったが、目の前を全力で戦って出場を決めることができた。勝って甲子園で校歌を歌いたい」と力強く宣言。大阪桐蔭の星子天真主将(2年)は「府予選、近畿大会、明治神宮大会で優勝することができ、センバツに招いてもらうことができた。甲子園では41人で束になって優勝を果たしたい」と意気込んだ。 同日昼にあった金光大阪の壮行式では、岸本主将が「無観客になるかもしれないと思っていたが、みなさんの応援の前でプレーできることがうれしい。甲子園で、全校生徒で校歌を歌うために、応援よろしくお願いします」と表情を引き締めた。チームには、生徒会役員の7人が手作りした決勝(30日)までの日めくりカレンダーと花束が手渡された。生徒会長の松村航太郎さん(2年)は「下を向きがちな世相だが、野球部の活躍で元気をもらった。在校生として甲子園出場は幸せなこと。一丸となって応援したい」とエールを送った。 壮行式は、吹奏楽部が録音した「金光マーチ」が流れる中、黄色いポンポンを持ったチアリーダー部が彩る校庭を選手たちが行進して締めくくられた。