ソフトバンク・海野 勝負の6年目で正捕手を奪取するため“嫌な打者”に
ソフトバンクの海野隆司捕手(27)が22日、みずほペイペイドームで自主練習を行い、正捕手奪取への決意を口にした。 「どの捕手も(チャンスだと)思っている。全員レギュラーを狙ってくるのは間違いないですし、その中で自分の良さをアピールできたらと思っています」 来季は持ち前の守備力に加え、自主トレで師事する今宮のしぶといバッティングを参考に勝負する。「あのようなチームに欠かせない選手になりたいと思ってます。今年一年見てきても、今宮さんの働きは捕手としても凄い嫌でしたからね。ただの8番、9番ではなく、数字に見えないものを意識していきたい」 今季は2番手捕手として自己最多51試合に出場。そのうち38試合でスタメンマスクをかぶった。「出してもらったことで、なかなか感じられないことを感じることができた」。悔しさも味わいレベルアップへの必要性も実感した。嶺井、谷川原、渡辺陸らも正捕手の座を狙う中で、この経験を必ず生かしていく。 巨人へFA移籍した甲斐からは多くのことを学んだ。移籍発表後には食事をともにしてエールを送られた。偉大な先輩の言葉も胸に勝負の6年目に挑む。 (木下 大一)