【フィギュア】島田高志郎、SP5位発進「及第点」体調不良にも屈さず「悪くないスタート」
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス杯>◇1日(日本時間2日)◇フランス・アンジェ◇男子ショートプログラム(SP) 【アンジェ=松本愛香通信員】22年全日本選手権2位の島田高志郎(23=木下グループ)がSPに臨み、80・42点で5位発進となった。「及第点。もっとクリーンな演技をするために練習していたので残念ではあります。でもひとまず、悪くないスタートということで評価したいです」と振り返った。 今季は新SP「Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)」を舞う。冒頭の4回転トーループを決めると、続くトリプルアクセル(3回転半)も危なげなく成功。3本目のルッツ-トーループの連続3回転ジャンプではセカンドジャンプが詰まって着氷が乱れたものの、その後は情感たっぷりの演技を披露した。 合計219・68点で6位となったGP第1戦スケートアメリカ後には体調不良に見舞われたが、「今までやってきたことに目を向けよう」と前向きさを強調。2日午後11時40分(日本時間)開始のフリーでは、昨季から継続のプログラム「死の舞踏」での好演を目指す。得点面の目標は掲げず「最終的な目標は魅了すること。それは達成したい」と意気込んだ。 世界選手権3度出場の友野一希(26=第一住建グループ)は83・45点で3位発進。首位にはボーヤン・ジン(中国)が88・12点でつけた。昨季の世界選手権3位のアダム・シャオイムファ(フランス)は2本のジャンプで転倒し、74・90点で8位スタートとなった。