走りの味付けをアルファードと差別化「トヨタ・ヴェルファイア」【最新ミニバン車種別解説 TOYOTA VELLFIRE】
居住性
アルファードと乗り比べると違いはすぐにわかる。ステアリングにしっかりとした手応えがあり、グリップ感が高く、操舵するとよりクイックに回頭する。足まわりが強化されたことで路面への感度が増していくぶん凹凸を感じやすくなっているが、不快には感じない程度の絶妙なさじ加減だ。さらに、ヴェルファイアの「Zプレミア」のみに設定された2.4lターボエンジンが伸びやかな加速を楽しませてくれる。同乗者への配慮からか唐突に加速しないよう、低~中速域のトルクはやや控えめな特性とされているものの、踏み込んだときの吹け上がりは爽快だ。
うれしい装備
月間販売台数 1415台(23年5月~10月平均値) 現行型発表 23年6月 WLTCモード燃費 17.7 km/l※「Z Premie(r ハイブリッド)」のFF車
ラゲッジルーム
ハイブリッドとの車両重量の差は大きくないが、ドライブフィールはずっと軽やかで気持ちよく走れる。ヴェルファイアが存続し、こうしてより相応しい形でラインナップされたことを喜ばしく思うとともに、納期の問題が早く解消するよう願う。 ※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.155「2024最新ミニバンのすべて」の再構成です。 http://motorfan-newmodel.com/integration/155/
MotorFan編集部