SP敗退でも14歳新星を金メダリスト荒川静香が評価 「この年で切なさと情緒を…なかなかいない」【全日本フィギュア】
全日本選手権が開幕
フィギュアスケートの全日本選手権は20日、大阪・東和薬品RACTABドームで開幕。女子ショートプログラム(SP)では、14歳の上薗恋奈(LYSインカラミ)が48.08点で26位となり、フリーには進めなかった。 【画像】「切なさと情緒を…」 14歳上薗恋奈の表現力を激写した決定的瞬間 2度目の全日本はホロ苦い経験となった。上薗は坂本花織、樋口新葉ら先輩たちと同じ第4グループ。果敢にジャンプに挑んだが、一度は転倒した。それでも懸命に演技を続け、持てる力を尽くした。得点は48.08点。フリー進出はならなかったが、惜しみない拍手が送られた。 生中継したフジテレビで解説を務めた2006年トリノ五輪金メダルの荒川静香さんは「この年齢で切なさと情緒を表現できる選手はなかなかいない」と評価した。上薗は浅田真央さんらを輩出したフィギュア王国・愛知出身。昨年のジュニアグランプリ(GP)シリーズ第6戦で初優勝すると、初出場だった全日本選手権で4位入賞を果たした。 今年も大舞台を経験し、また一つ成長の糧が増えた14歳の新星。X上のファンからは「めげずに頑張って」「長い目で温かく応援してる」「氷に両手を付く振付の時めちゃくちゃドラマチックで心動かされた」「気長に応援しよう」「また来年待ってるよ」と期待のこもった温かいエールが送られている。
THE ANSWER編集部