車いすラグビー・橋本勝也 悲願の初金メダルに涙「やってきたことが間違ってなかったと証明できた」
◇パリパラリンピック2024 車いすラグビー決勝 日本48-41アメリカ(日本時間3日、シャンドマルス・アリーナ) 【画像】車いすラグビー主将・池透暢 初の金メダルに「夢は叶う。25年前から追いかけた」 パリパラリンピックの車いすラグビー決勝で、日本がアメリカに48-41で勝利し、悲願の初金メダルに輝きました。 第1ピリオド、日本は11-14とアメリカにリードを許しますが第2ピリオド、池崎大輔選手が得点を重ねると、22歳の橋本勝也選手も立て続けに得点し24-23と逆転に成功します。 その後第3・4ピリオドと得点を重ね、最終48-41とアメリカを突き放した日本。悲願となる初の金のメダルを獲得しました。 この試合チームトップの19得点をあげ、日本の金メダル獲得に大きく貢献した橋本選手は、優勝後のインタビューで「悲願の金メダルを獲得したいって想いが強くあった一方で、自分のプレーがこの舞台でできるのかと眠れない日々があったけど、今までやってきたことが間違ってなかったとコート上で証明できた」と、涙を浮かべながらコメントしました。 また、練習のため東京と地元・福島を往復する生活を送っていたことを振り返り「毎週のように行ったり来たりして、移動時間の方が長い日もあった。それでもここまでこられたのは、1回1回の練習の重要さを理解して練習に臨んでいたから」と、語りました。 メダル獲得の喜びを誰に伝えたいか聞かれると「今実家に住んでますけど、月の半分以上実家にいることがなくても、眠い目をこすりながら試合を見ていてくれた両親に伝えたい」と話した橋本選手。 つづけて「日々の練習を支えてくださった方々にも金メダルをかけてあげて、一緒に喜びを分かち合いたい」と笑顔を見せました。