二階伸康氏に立候補要請 和歌山県町村会が要請書
次の衆議院選挙に出馬しないことを表明している自民党の二階俊博・元幹事長が支部長を務める新しい衆議院和歌山2区について、和歌山県町村会は4月24日、次の選挙には、二階元幹事長の三男で公設秘書の二階伸康(にかい・のぶやす)氏46歳に立候補を要請しました。 和歌山県内21の町村でつくる和歌山県町村会は4月23日、臨時理事会を開き、信康氏に、次の衆議院選挙和歌山2区に立候補するよう要請することを決め、24日、県町村会会長の岡本章・九度山町長が、日裏勝己・印南町長ら副会長の2人とともに、印南町役場で信康氏に会い、立候補の要請書を手渡しました。 要請を受けた信康氏は、「和歌山県内の町村には、さまざまな課題があり、そのかじ取り役を担っている町村長の皆さんに全会一致で出馬要請をいただいたことは、重く受け止めている。いまは、秘書という立場で、一存で重要な決定をできかねるが、一方で、衆議院は常在戦場と言われるだけに、その答えを出すのに時間をかけてはいけないと思っている。二階代議士を支えてきてくれた皆さんなど、しかるべき関係者に相談し、しかるべきタイミングで岡本会長に返事したい」と話しました。 岡本会長は、「出馬要請を終えてほっとしている。私たちの手から離れたボールが、本人から返ってくるのを待つが、21人の町村長がボールを送ったので、いいボールを返してくれると思っている。そして本気でやってくれるとなれば、われわれは、しっかりと彼を支えて選挙でも、良い政治家に育ってもらうためにも応援したい」と話しました。