「イメージを表現できているのがすごい」 竜のレジェンド名手・荒木雅博氏も絶賛!攻守に存在感を放つ"竜の忍者"田中幹也を直撃
荒木雅博氏が田中選手の守備を分析
田中選手の守備を解説したのはドラゴンズの黄金期を支えた名手・荒木雅博さん。田中選手の長所は持っている能力を最大限に発揮する"イメージの具現化"と表現した。 荒木氏:他の人にはないスピードを持っているんですけど、そのスピードをコントロールできる"ボディコントロール"。スピードがついた状態で投げられるのは、捕る前からどうやってスローイングまでしようかと考えながら動けている。イメージを表現できているのが凄いなと思いますね。レベルアップに必要なこと?まだまだやることはあるんですけど…、また今度ゆっくり話します(笑)
課題の打撃も"右打ち"で掴み始めた手応え
プロの舞台で自らの武器をいかんなく発揮している田中選手はここまでの自己採点を尋ねられると「50点」と答えた。その真意を次のように明かした。 田中選手:(ここまでの自己採点は)50点ぐらいじゃないですかね。(課題は)バッティングですよね、やっぱり。いざこうやって試合に出て数字を見ると納得はできない。 田中選手が課題に挙げたのはバッティング。同点打や勝ち越し打など印象的なひと振りは多いのだが、打率は2割台前半。プロの分厚い壁に直面している。 田中選手:最初から打てるとは思っていなかったですけど、(プロのボールの)スピードだったりキレっていうのにまだまだ対応できていないと思うので。(打線が)僕で止まっていることも多いかなと思うので。 力不足を痛感したものの、まったくのお手上げではなさそう。7月6日まで9試合連続ヒットを記録するなど進化を感じさせており、田中選手自身も手応えを口にする。 田中選手:右方向へヒットが出始めている?そうですね。ちょっと(当たりが)出始めてきていると思いますし、反対方向に打てるとバッティングの幅が広がっていくので、いい兆しなのかなと。長続きできればなと思います。
最終目標は真のレギュラー
「今年に懸けている」との思いをグラウンドで表現し続けている田中選手。その眼は遥か先の未来を見据えている。 田中選手:開幕前は僕の中で100試合という目標を立てていたので徐々に達成しつつあるので、やっぱり全試合出場してこそレギュラー。体力がついて、実力もついて143試合出られるところまで力をつけたいなと思っています。