2019年に“見つかる”?「I”s」出演の加藤小夏「少女時代はボクっ娘」
遠距離恋愛は無理 恋したら簡単には引けない
「原作を読んで、少年漫画でも女の子目線で読める面白さを感じて、妄想シーンも理解できるというか。男の子の、うまくいかない恋愛の感じも『あ~、わかる~』って。監督から『小夏のままでいい』って言っていただけたので、藍子ちゃんという役にはスッと入っていけましたが、藍子ちゃんの恋愛に関しての行動は実際の私からは考えられないことだらけで」 どこが藍子とは違うのだろう。 「まず、遠距離が無理ですし、簡単に引けないですし。私はたぶん、藍子のように自分を犠牲にしてまでは相手の幸せを願えないというか」 口から飛び出てくる言葉の一つ一つに嘘がなく、実にストレートだ。では……と、理想の恋愛観を聞くと即答してくれた。 「以前から知っている人より、初めて出会った人のほうがいいです。付き合ってから時間を重ねて、いろんなことをしていきたいです。男性のタイプは、好きになったらその人が好き。全部許せちゃう感じ。でも最初は、愛されることを待ってしまいますね。それで、時間が経ったら自分のほうからどんどん愛するほうになっていくと思います」 ドラマのような恋もしたい年ごろだろうが、プライベートの過ごし方を聞くと、いまはそれどころではなさそうだ。 「基本、インドア派だったのですが、最近はそれだけでは良くないと思い始め、ランニングをしています。走って体力づくりを心がけています。あと、外を歩いていると、最近は声をかけられることも少し出てきたんですけど、若い女の子が多いんですよ。男の子は、そのときは声をかけずに、あとからSNSに『きのう見かけました』なんてコメントをくれたりするんですけど、ぜひ声をかけて欲しいですね」
さっぱりとした性格でストレートに生きている感じが、同年代の女の子に共感を持たれるのかもしれない。SNSといえば、彼女のインスタグラムにはセンスのいい写真が並んでいる。中学生のころから、写真が好きだそうだ。よく見ると、デジタル写真だけではないようで、オリンパスペンSという懐かしいフィルムカメラの写真もある。 「最初は風景を撮るのが好きだったのですが、最近は『I”s』で共演した女の子たちを可愛く写真に収めるのが楽しいです。撮られるより、撮るほうが好きかも。1年後とか2年後とかに見返して、目に残っている思い出ってすごく大切だなって」 2019年は、さらに忙しくなっていきそうだが、自分自身のペースを大事にしたいという。 「いい意味で、変わりたくないと思っています。『私、芸能人なんです』って感じは好きじゃなくて、ありのままでいたいんです。そこに気を付けています」 (取材・文・撮影:志和浩司)