【40歳から始める老化脳を防ぐ習慣】あなたの脳の老化はどのタイプ?「記憶低下型」「客観・抑制低下型」など5型をチェック
◆チェック項目結果
複数あったら、かなり老化脳が進んでいる可能性が。それぞれのタイプを詳しくみてみよう。 【A】 《やる気低下型の老化脳》 脳の報酬系といわれる、やる気ホルモン・ドーパミンの分泌が低下している可能性が。ワクワクすることが脳活性化の秘訣。散歩道をいつもと変えてみたり、食べ物をよく嚙むのもおすすめだ。 【B】 《記憶低下型の老化脳》 記憶の中枢である海馬をはじめ、記憶に関連する脳が低下している。アイドルの顔がみんな同じに見えたら要注意。新しいことを覚える練習をするのが◎。資格を取る勉強をするのもいいだろう。 【C】 《客観・抑制低下型の老化脳》 物事を客観視したり、判断や感情を抑制する前頭前野が衰えているかも。すぐにイライラしたり、感情を抑えられずに失礼なことを言う、人の言うことをうのみにして詐欺にあうこともあるかも。 【D】 《共感低下型の老化脳》 人の気持ちを理解する前帯状皮質(ぜんたいじょうひしつ)と島皮質(とうひしつ)などが衰えている可能性が。この脳が衰えると、人の話を聞かない、頑固に自分の主張だけするようになる。 【E】 《聴覚低下型の老化脳》 音による刺激を受ける内耳組織や聴覚中枢、認知機能全般が衰えている可能性が。予防には、大きな音を聞かないこと。血管が詰まると難聴リスクが高まるので、糖尿病や動脈硬化の予防が大切だ。 次回は脳老化を防ぐための心構え4カ条を紹介しよう。 【教えてくれたのは】 西剛志さん 脳科学者。2008年に企業や個人のパフォーマンスを上げる会社を設立。著書は『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)など、海外も含めシリーズ32万部突破 イラスト/midorichan 構成・原文/山村浩子