<田中史朗>日本ラグビー界を押し上げた“小さな巨人” 現役引退後は子どもたちを指導 WOWOW「エディータイムズ」でエディー・ジョーンズHCと対談
田中さん:日本は世界に追いついた時期もありましたが、また(日本代表の重みが)軽くなっているように感じます。日本ラグビーのためにも若い世代、子どもたちにも日本ラグビーのプライドを教えて、成長させていきたいです。エディーがやってきたことを次の世代に伝えるのも大事だと思っています。
エディーHC:フミは次世代の若手が成長するための手助けができると思うよ。
田中さん:しっかりやっていきたいです。エディーの力を借りながら世界に挑戦する機会を作ることで、子どもたちが世界へ出て行き「日本のラグビーに貢献しよう」と思うようになることが大事だと考えています。
エディーHC:フミは日本人選手の中で最も率直だったという印象があるね。自分が考えていることをはっきりと言う選手だった。私の経験上、最高の選手は最も扱いにくい選手だ。だからそういう選手を常に尊敬してきたんだ。
田中さん:ありがとうございます。日本ラグビーのマインドを変えてくれたエディーに感謝しています。また日本に戻ってきてくれて、選手も喜んでいます。将来的にも一緒に仕事がしたいですし、お酒も飲みたいです(笑い)。勉強するため、今後はエディージャパンにもお邪魔します。こうしたエディーとのトークは、これからの人生でも必要になることです。だからエディーの近くにいます。
◇番組収録後、田中史朗さんの感想は以下の通り。
ーーエディー・ジョーンズHCとの1対1の対談はいかがでしたか?
田中史朗さん:エディーとこれだけ長い時間、笑顔でしゃべるということは今までなかったので、ありがたかったです。
ーー今後はコーチとして活動される予定ですが、エディー・ジョーンズHCは対談の中で「コーチは最高の仕事」と表現していました。
田中さん:ものすごく楽しみになりましたね。これまではしんどい顔をしているコーチをたくさん見てきたのですが、エディーがそう言ってくれたことはやる気につながりますし、実際に「最高の仕事だ」と思っていることこそ、彼が素晴らしいコーチを続けられている理由なのだろうと思いました。