武田修宏氏 有望株プロジェクトで熱血指導「ゴールへ蹴るのではなく流し込む大切さ」
長崎県サッカー協会が22日、トランスコスモススタジアム長崎で「2024長崎ストライカープロジェクト」を開催し、元日本代表FW武田修宏氏(57)が指導役を務めた。 今回のプロジェクトは同協会が「長崎県の強化、発展のため、ストライカーの優秀な選手の発掘・育成を図る。選手・指導者のレベルアップを図る。トレセンの充実と発展を図る」という狙いで開催。長崎県のU―15トレセン選抜、U―14トレセン選抜(ともに選抜メンバー)という有望株たちが参加した。 現役時代に日本代表でエースの一角として卓越した決定力で世界と渡り合った武田氏が講師として指導。鎮西学院大の神崎大輔監督も参加した。 指導を終えた武田氏は「ペナルティーエリア内での落ち着きや、ゴールへ蹴るのではなく流し込む大切さを指導した」と得点力を上げるコツを伝授。参加した有望株たちは熱心に聞き入っていた。 また、今回のプロジェクトが開催されたスタジアムは、武田氏にとって思い出の場所でもあり「1991年に日本代表選手として、昔の赤いユニホームで日韓戦が行われたのが諫早市のスタジアム。33年経って、指導者としてグラウンドに立ち、未来のストライカーを育成指導した」と感慨深げに語った。 レジェンドからの金言で、ここから将来の代表を背負って立つストライカーが生まれるか楽しみだ。
東スポWEB