日本でも売ってくれ! 2024年大注目の新型車 8選 乗れる日が待ち遠しい
ボルボEX90
スウェーデンのボルボから、大型の電動SUVが登場した。新型EX90は、安全性と快適性に重点を置いたEVで、111kWh容量のバッテリーを搭載し、航続距離は最長585kmとされる。 ボルボのEVとしては最大級のモデルだが、一方で最小モデルのEX30が日本で発売されており、EX90も導入の可能性は低くないだろう。欧州では注目が殺到して受注を一時停止するなど、注目度は非常に高い1台だ。 高度な運転支援システムやLiDAR技術も搭載しており、最終的には一定条件下で「監視なしの自動運転」を可能にする計画だ。
クプラ・タバスカン
「情熱の国」と言われるスペインに、クプラ(Cupra)という自動車メーカーがある。あのフォルクスワーゲン・グループの一員で、スポーツ志向の強い高性能モデルを展開しているのだが、今回初めて電動SUVを発売することになった。その名もタバスカン。 見慣れないクルマだが、新型タバスカンはフォルクスワーゲンのMEBプラットフォームを使用しており、日本でも販売されるフォルクスワーゲンID.4やアウディQ4 eトロンと密接な関係にある。 先述の通り、スポーティなキャラクターを前面に押し出したデザインと、最高出力320psの強力なツインモーターを積んでいる。0-100km/h加速は5.6秒とされ、性能は十分。随所にコッパー(銅)のアクセントカラーを用いたユニークな内外装も目を引く。 出力を抑えた後輪駆動モデルもあり、1回の充電での航続距離は最長547kmとされている。
スコダ・スパーブ
スパーブは、チェコの自動車メーカー、スコダ(Skoda)が販売する上級モデル。実用性に重点を置いた堅実な設計で、上質だが高級すぎないスタイリングも好感が持てる。悪く言えば地味だが、「こういうのがいいんだよ」という意見も多いのではないだろうか(筆者然り)。 フォルクスワーゲンの新型パサートとは兄弟車の関係にあり、基本構造や多くの部品を共有している。パサートがヴァリアント(ステーションワゴン)のみの設定となるのに対し、スパーブでは引き続きセダンとステーションワゴンの2種類のボディが用意される。このあたりの設定も、欧州ではウケそうだ。 パワートレインとしては、ガソリン、ディーゼル、PHEVと各種取り揃えている。ボディも含めた選択肢の幅の広さは、そのままユーザー層の幅広さに繋がるだろう。