鹿児島大空襲で犠牲になった教え子を火葬<誰ガ夢想セシコトアリヤ>…学校日誌が訴える「戦争の悲惨さ」
同年7月17日には、<長田町方面ニ爆弾攻撃ト機銃攻撃ヲ受ク>と書かれている。同18日付の鹿児島日報は、沖縄を発進した米軍機の編隊が銃弾を相当数発射し、投弾もあったことを報じている。だが、鹿児島市史には記載がなく、日誌がこの空襲を伝える貴重な資料になる可能性もある。
市教委は鹿児島大に日誌の分析を依頼中で、文化財課の図師みゆき課長は「当時の被害や混乱が読み取れ、戦争の悲惨さを訴える資料。活用方法を検討していきたい」と話している。