米軍CV22オスプレイ2機が徳之島で離着陸 日米共同統合演習「キーン・ソード」、隊員15人が山地軌道訓練
海上自衛隊と米軍の隊員を乗せた米軍横田基地(東京)所属の輸送機CV22オスプレイ2機が25日午前11時ごろ、鹿児島県徳之島町の手々海浜公園に着陸した。日米共同統合演習「キーン・ソード」の山地機動訓練の一環。隊員らは訓練後、同日夕にCV22で飛び立った。 【写真】徳之島町の位置を地図で確認する
2機から降りた隊員計約15人は、自衛隊のトラックで山地まで移動。小銃などを持って舗装された林道を山頂付近まで歩き、再び公園まで戻った。CV22は沖縄県の嘉手納基地と公園を往復した。 横田基地所属のCV22は昨年11月、屋久島沖で墜落し全搭乗員8人が死亡。米軍は全世界で飛行を一時停止した。米軍は8月に事故報告書を発表し、ローターの変速機破損と操縦士の判断ミスが原因と結論付けた。変速機が破損した理由は特定できていない。 市民団体「奄美の自然と平和を守る郡民会議」は同日、徳之島町役場前でのぼりと横断幕を持ち訓練反対を訴えた。
南日本新聞 | 鹿児島