戦略小型店を大量出店、イオンファンタジーの"大勝負"
カプセルトイ専門店「TOYS SPOT PALO(トイズ スポット パロ)」。従来の業態よりもかなり小型の店舗だが、収益性は高い(写真:イオンファンタジー)
コロナの新規感染者数はピークアウトし、徐々に回復しつつある国内のレジャー業界。そんな中、「身近なレジャー」が明確な回復基調を見せている。その例が、ショッピングモールを中心にアミューズメント施設「モーリーファンタジー」などを展開するイオンファンタジー(4343)だ。 同社の2022年2月期決算は、売上高が前年同期比30%増の601億円、営業損益は34億円の赤字(同74億円の赤字)だった。かなり厳しい決算だが、直近の第4四半期(2021年12月~2022年2月)のみの実績は、それまでの赤字から一転し、5.2億円の営業黒字に浮上している。オミクロン株が流行し、コロナの新規感染者数が激増する中でも、着実な回復を見せていたのだ。
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田邉 佳介