清水エスパルス本拠地「アイスタ」 トイレ80基、和式→洋式に更新 静岡市整備
静岡市は、サッカーJ2清水エスパルスの本拠地IAIスタジアム(清水区、アイスタ)をJリーグクラブライセンスの基準を満たす施設にするため、年内を目標に洋式トイレを70基から150基に増設し、観戦する市民が快適に使用できる環境を整備する。選手用ベンチも4基から6基に増やす。関連費3千万円を一般会計6月補正予算案に計上した。 Jリーグの基準では、収容人数千人当たり5基の洋式トイレを設置する必要があり、約2万人収容できるアイスタでは100基を洋式化することが求められている。選手用ベンチは16人が座れることが基準だが、現在は自陣と敵陣で14人ずつしか座れず、パイプ椅子で代用している。 アイスタのトイレは男女計200基で、洋式トイレは70基。試合に影響が出ないように、80基を段階的に和式から洋式に更新する。ベンチは7人掛けを2基追加する。費用は全額企業版ふるさと納税を活用する。 同市ではJR清水駅前にサッカースタジアムを整備する構想があるが、事業化は決定していない。市スポーツ振興課によると、定期的に更新されるJリーグの基準に対応するため、アイスタの設備をその都度見直す必要があるという。
静岡新聞社