【衆院選】自民党の大空幸星氏が落選 裏金問題などのイメージを刷新する「象徴」 東京15区
東京15区に立候補した自民党の大空幸星氏(25)が落選した。 選挙戦の街頭演説では、「700人近い国会議員の中で20代は1人もいないんです。同じ年代の政治家がいないのに、若い世代が政治に関心が持てるはずがない」と、25歳という若さの人材を国会に送り出す意義を強く訴えてきた。 約3カ月前に名乗りを上げ、「自民党はこれまで停滞していたから、政治とカネのような問題が生まれたのだと思う」と話し、裏金問題などのイメージを刷新する「象徴」「希望」になることを掲げてきた。しかし、接戦の末に氏に敗れ、新たな風を吹かせることはできなかった。 大空氏は、孤独を感じる人の相談を受けるNPO法人の理事長を務め、100万件以上の相談に対応。菅政権で新設された孤独・孤立対策担当の大臣設置や、孤独・孤立対策推進法制定をはたらきかけるなど、政府の仕事も担ってきた。自民党からの立候補も「政治家になりたいのではなく、政策をやりたいから自民党を選んだ。情勢は厳しいがご期待の声に応えたい」と語っていた。