ロシアLNG供給「保障できず」 大手ノバテク、日本も参画
日本が権益の一部を持つ北極圏の液化天然ガス(LNG)開発事業「アークティックLNG2」を主導するロシア天然ガス大手ノバテクが、事業が米国の制裁対象となったことで、契約企業に「不可抗力」で供給を保障できないとする書簡を送った。ロイター通信が複数の業界関係者の話として22日までに報じた。 事業はウクライナ侵攻を理由とする米政府の11月の追加制裁に含まれた。ノバテクのグラトコフ副社長は6月、12月か来年初めに生産が始まるとの見通しを示したが、遅れる可能性が高まった。 アーク2には独立行政法人のエネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と三井物産が共同で権益を保有している。