【開幕特集】内容と結果の二兎を追って1年でのJ1復帰へ。横浜FCはJ1昇格の先を見据えたチーム作りを進めながら勝利を狙う|J2リーグ
2024シーズンの明治安田J2リーグ各クラブとキーマンを紹介する。 【動画】吉田麻也と語るこれからのJリーグやブンデス注目チーム|内田篤人のFOOTBALL TIME
チーム紹介
1年でのJ1復帰が至上命令となるシーズンだ。昨季はクラブ3度目のJ1を戦うも、またしても残留に失敗。わずか1シーズンでJ2への逆戻りとなってしまった。それでも、中盤戦以降は安定した戦いを見せ、つかんだ一定の手ごたえもある。就任3年目の四方田修平監督の下、チームは再び上を目指す。 井上潮音ら主力の多くが残留し、森海渡や福森晃斗といった新戦力はインパクト十分。可能ならば、内容と結果の二兎を追い、J1昇格の先を見据えたチーム作りを進めたい。
注目選手紹介:井上 潮音
生年月日:1997年8月3日(26歳) 昨季成績:34試合3得点(J1) チームはJ2降格の憂き目にあった昨季であったが、自身としては初のフルタイム出場を達成し、主力としてJ1リーグを戦い抜いたことで大きな成長を遂げた。持ち前の高い技術を生かした攻撃センスはそのままに守備力が向上し、顔つきも変貌。周囲を引っ張る姿も見られるようになってきた。 今季は移籍の可能性があった中でも残留を決意。その粋な決断に大きな価値をもたらす意味でもJ1復帰は絶対である。潮音がリーダーとなり、チームを元いた場所に戻す。
注目選手紹介:福森 晃斗
生年月日:1992年12月16日(31歳) 昨季成績:29試合0得点(J1) 少し驚きの移籍だった。福森晃斗は、9シーズン在籍し毎年コンスタントに出場機会を重ねていた北海道コンサドーレ札幌を離れ、“恩師”・四方田修平監督が率いる横浜FCへの加入を決断した。昨季は先発を離れる試合もあったとはいえ、まだまだJ1でやれるだけの能力の持ち主。それだけ、この決断にかける思いは強いはずだ。 何と言ってもこの男の代名詞は寸分の狂いもない悪魔の左足。球種豊富なセットプレーはJリーグ随一である。レフティーモンスターがニッパツを沸かせる。