12月13日は「正月事始めの日」神社では毎年恒例のすす払い式 正月に向けた準備が本格化
ABS秋田放送
12月13日は、「正月事始めの日」です。 名前の通り、お正月に向けて準備を始める日と言われています。 今年も残り半月あまりとなり、年賀状や新年飾りを用意し始めた方もいるのではないでしょうか。 秋田市の神社では、毎年恒例のすす払い式が行われました。 「師走13日の~」 三吉梵天祭で知られる秋田市の太平山三吉神社では、毎年12月13日に、「すす払い式」を行っています。 1年間の汚れ、すすや厄をはらい清め、清々しい気持ちで新年を迎えるための神事です。 「正月事始めの日」にあたる13日は、旧暦で「鬼宿日」、鬼が、宿・家にとどまり出歩かない吉日と言われ、この日に正月の準備を始める風習が生まれたといいます。 すす払いに使うのは、長さ約3メートルの「忌竹」と呼ばれる笹竹です。 隅々まできれいにすることで、多くのご利益をもって神様が降りてくると言われていて、13日は、4人の神職が、一年の感謝を込めて拝殿や境内を丁寧にはらい清めました。 太平山三吉神社 田村泰教 宮司 「能登の地震に始まりまして、各地で大雨や台風の被害もございましたし、秋田では、師走の町にクマが現れて、しまいにお店に立てこもるといったような、にわかには信じがたいことが起きた1年だったというふうに思います。各ご家庭では、これから年末の大掃除などやられると思うんですけれども、掃除をされて、もし神棚があるお家でしたら、年内にお札を取り換えていただいたりというようなことをしていただいて、それで新年の初詣などに お越しをいただければありがたい」 今年も残り半月あまり。 三吉神社では、これから絵馬やお札、縁起物の用意など、初もうで客を迎える準備が本格化します。