名護で「フードドライブ」企画 冬休み中の子どもたちへ向けて募る
市民団体「名護市こどもの居場所ネットワーク連絡会」が現在、家庭で余っている食品の寄付を受け付ける「フードドライブ」を行っている。(やんばる経済新聞) 名護市の「こどもの居場所支援事業」の一環として5月に設立した同団体の仲村あずさ会長は「これまで名護市内の5事業所が個別に活動していたが、連携を強化しようとネットワークを設立した」と話す。同団体では現在、子どもを対象にした食事支援をはじめ、学習支援、Eスポーツ活動、生活支援などを展開している。 今回のフードドライブでは、冬休み期間中の子どもたちに届ける昼食用食品の寄付を受け付ける。米やインスタント食品、缶詰や菓子、調味料など保存ができる物で、寄せられた食品は名護市福祉部生活支援課が仕分けし、12月27日に約140世帯へ届ける予定。 仲村さんは「夏休み期間には弁当を作って配布するなど活動もしてきたが、ネットワークとしてフードボックスを設置するのは初の試み。学校の給食に頼らざるを得ない家庭も多く、長期の休み明けに体重が減っている子どももいるのが現状。困っている家庭や子どもたちの力になりたい」と話す。 「地域の支援で、子どもたちに少しでも元気を届けたい。ご近所付き合いのような感覚で、みんなで支え合える地域を目指していけたら」とも。 名護市福祉部生活支援課やhowlive名護宮里店で12月20日まで受け付ける。
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