敷板や家具などでへの利用期待 真空プレスでCLT製造 諸塚村で製造実験
テレビ宮崎
宮崎県諸塚村で、CLTと呼ばれる木材を組み合わせて作るパネルの製造実験が行われました。 秋田県立大学木材高度加工研究所と福岡県の植木林業では、真空プレスでCLTを製造する方法を研究していて、30日は林業が盛んな諸塚村で製造方法を実験、村や県の職員など26人が参加しました。 実験では、杉の材木15本を接着剤を塗りながら3層に組み合わせました。 そしてビニールの袋で包み真空ポンプで空気を抜くと、約40分で丈夫な板が出来上がりました。 木造建築物で使われる構造用CLTは大規模な設備投資が必要ですが、この工法では簡単な設備でCLTを作ることが可能で、土木工事の敷板や家具などでの利用が想定されるということです。 (諸塚村 藤崎猪一郎村長) 「木材の流通に新たな展開がもたらされるようになればいいと期待しています。」 諸塚村は国際的な森林管理の認証制度=FSCを取得していますが、耳川広域森林組合が村内の加工センターを10月で休止することから、新たな木材の利用方法を模索しています。
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