『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』初映像が世界同時解禁!豪華日本語吹替版キャストも発表
J.R.R.トールキンの原作を基に、ピーター・ジャクソンの監督、共同脚本によって映画史にその名を刻んだファンタジー超大作「ロード・オブ・ザ・リング」3部作。最終章の日本公開から20年の時を経て、「ロード・オブ・ザ・リング」の知られざる200年前の物語を初映画化した『THE LORD OF THE RINGS:THE WAR OF THE ROHIRRIM(原題)』が公開決定。邦題『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』として12月27日(金)に劇場公開される。このたび世界同時に初映像が解禁され、日本語吹替版キャストも発表された。 【写真を見る】王国の運命を託される主人公の王女ヘラ役に小芝風花 日本を含め全世界でも空前の大ヒットとなり、全世界での累計興行収入は約29億8000万ドル(約4,622億円 ※Box Office Mojo調べ/1ドル=155円換算)を超え、「王の帰還」では米アカデミー賞歴代最多11部門を受賞する快挙を達成した「ロード・オブ・ザ・リング」3部作。未だにこの記録は破られていない。このハリウッド超大作の監督に大抜擢されたのは、世界中の熱狂的ファンに支持をされている日本アニメーションの第一人者で、「東のエデン」「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「精霊の守り人」で知られる神山健治。製作総指揮には「ロード・オブ・ザ・リング」3部作、「ホビット」3部作すべてを手掛けたピーター・ジャクソン、また同2つのシリーズで脚本を手掛けたフィリッパ・ボウエンもプロデューサーとして名を連ねる。舞台は騎士の国ローハン。王国滅亡の危機に、運命を託されたのは一人の若き王女ヘラ。最大の敵はかつて共に育った幼馴染ウルフ。いま、〈中つ国〉の運命を左右する伝説の戦いの幕が上がる。 満を持して邦題が決定した映画『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』は、小説「指輪物語 追補編」に描かれた、原作ファンにも人気が高い騎士の国ローハン最強のヘルム王についての記述を膨らませたオリジナルストーリーだ。世界初のお披露目となった映像では、懐かしのあのテーマ曲が鳴り響き、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作に繋がる200年前の物語であることが明かされる。新たな物語の主人公は、美しくも力強い瞳で敵に立ち向かう若き王女ヘラ。彼女の父であり偉大な王ヘルムの守護のもと、誇り高き騎士の国ローハンは長らく平和を享受していた。しかしヘラの幼馴染であるウルフが敵として現れ、王国の平和が脅かされる。ローハンの民を守るために、ヘラは国の命運のために戦う宿命を背負うことに。怒涛のバトルシーンとともに、〈中つ国〉の運命を左右する、伝説の戦いが幕を開ける! 日本アニメーションの第一人者である神山が監督を務め、さらに「攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争」などで知られる日本のスタジオ「Studio Sola Entertainment」がアニメーション制作を手掛ける。そのため、日本を含む世界中の「ロード・オブ・ザ・リング」ファンにその世界観を伝えるべく、海外版予告と同時に内容の異なる日本版予告が、全世界同時に一斉解禁された。映像内には、「ロード・オブ・ザ・リング」ファンにはお馴染みの角笛、大鷲、ムマキル、オーク、さらには白のサルマンや角笛城もお目見え。最後にはあの“一つの指輪”を思わせる、金色の指輪を集める“何者”かが登場。この伝説の戦いが、どのように壮大な冒険譚『ロード・オブ・ザ・リング』へと繋がるのか、本作への期待が高まる映像となっている。 また、本作の日本語吹替版に、豪華声優のキャスティングが実現。騎士の国ローハンの偉大なるヘルム王を、俳優だけでなく様々なアニメ作品で声優も務めた市村正親が演じる。市村は、「このような長編アニメーション大作にぜひ出演してみたいと思っていたので、とても嬉しく思います」と「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズへ参加できる喜びを語り、自身が演じるヘルム王について、「拳ひとつで敵をなぎ倒す“槌手王(ついしゅおう)”と呼ばれるほど強いキャラクターです。今回の予告のアフレコ収録だけで、声がこんなにも枯れてしまうほど全身全霊で演じるパワーが必要でした」とコメント。 王国の運命を託される主人公の王女ヘラを演じるのは、映画やドラマなどの話題作をはじめ、バラエティ番組やテレビCMなどマルチに活躍する小芝風花。長編アニメーション映画への声優初挑戦となる小芝は「世界中で多くの方に愛され続けるシリーズの新たな物語の主人公としてヘラ王女に挑戦できることに、とても大きなプレッシャーを感じ、そして一生懸命にやり遂げたい気持ちでいっぱいです」と本作への熱い意気込みを語り、自身が演じるヘラについて「父親のヘルム王に愛されまっすぐ育ち、馬を乗りこなし剣技にも長けた凛々しい女性。最初は戸惑いながらも、王女として民を守るために王国の危機に立ち向かう、責任と覚悟がある芯の強いキャラクターです」と明かす。 さらにヘラの幼馴染であり王国の脅威となるウルフを、「呪術廻戦」の七海建人など数々の人気キャラクターを演じ、俳優としてもドラマや映画での活躍がめざましい津田健次郎が務める。「神山健治監督の魅力は、複雑で哲学的な要素を持ち合わせながら、誰でも楽しめるエンターテイメント作品に仕上げていること。私が演じるウルフは、ただの悪役ではなく彼なりの理由とドラマを抱えているキャラクターです。現実にも通じるテーマで、神山監督がどんな作品に仕上げていくのか、今からとても楽しみにしています」と神山監督作品ならでの世界観に期待を寄せる。 また「ロード・オブ・ザ・リング」の旅の仲間たちも再び集結。王女ヘラを支えるオルウィンを演じるのは、『ロード・オブ・ザ・リング』でローハンの国に登場するエオウィンの日本語吹替を担当した本田貴子。字幕版では、同じくエオウィンを熱演したミランダ・オットーがオルウィンを務め、時を超えて奇跡のコラボレーションが実現した。そして物語の関わる重要なキャラクターのオーク、ロットを演じるのは「ロード・オブ・ザ・リング」でドミニク・モナハン演じるメリアドク・ブランディバックの日本語吹替えを担当した村治学。そしてローハンの従者リーフに、「ヒックとドラゴン」のヒック役や、神山監督作「東のエデン」にも出演する田谷隼が決定した。 ■<キャストコメント> ●市村正親(ヘルム王役) 「このような長編アニメーション大作にぜひ出演してみたいと思っていたので、とても嬉しく思います。『ロード・オブ・ザ・リング』3部作が大好きで、主人公のフロド・バギンズの大きな瞳が当時印象的でした。恐れたり、喜んだり、未来を見据えたりと、壮大な冒険が彼の瞳を通して語られました。本作はその200年前が描かれるということで、きっと『ロード・オブ・ザ・リング』の真意に迫れる物語になると思います。 私が演じるヘルム王は、拳ひとつで敵をなぎ倒す“槌手王(ついしゅおう)”と呼ばれるほど強いキャラクターです。今回の予告のアフレコ収録だけで、声がこんなにも枯れてしまうほど全身全霊で演じるパワーが必要でした。本作ではヘルム王とヘラ王女の2人のエモーショナルなドラマが描かれます。私自身も二人の子の親として、共感できる部分があると思います。皆さん、ぜひ本編の完成にご期待ください」 ●小芝風花(王女ヘラ役) 「『ロード・オブ・ザ・リング』3部作は、公開から20年以上たった今でも新鮮で本当に面白い。ハラハラドキドキのストーリー展開と、“一つの指輪”を巡って人間の欲深さにも迫る素晴らしい作品です。アニメの吹替声優を務めさせていただくのは初めてですが、世界中で多くの方に愛され続けるシリーズの新たな物語の主人公としてヘラ王女に挑戦できることに、とても大きなプレッシャーを感じ、そして一生懸命にやり遂げたい気持ちでいっぱいです。 ヘラ王女は、父親のヘルム王に愛されまっすぐ育ち、馬を乗りこなし剣技にも長けた凛々しい女性。最初は戸惑いながらも、王女として民を守るために王国の危機に立ち向かう、責任と覚悟がある芯の強いキャラクターです。本編のアフレコはもう少し先ですが、『ロード・オブ・ザ・リング』ファンの方にはもちろん、シリーズ初見の方にも楽しんで観ていただけると思います。責任重大ですが、この壮大な物語の完成を、皆さん楽しみに待っていてください」 ●津田健次郎(ウルフ役) 「ファンタジーの王道であり原点。ものすごいエネルギーを投じて製作された、映画史に燦然と輝く『ロード・オブ・ザ・リング』3部作は、強烈な印象を受け当時夢中になりました。今回、世界中で愛され続け、誰もが知るシリーズの最新作に出演できることを、本当に光栄に思います。神山健治監督の魅力は、複雑で哲学的な要素を持ち合わせながら、誰でも楽しめるエンターテイメント作品に仕上げていること。私が演じるウルフは、ただの悪役ではなく彼なりの理由とドラマを抱えているキャラクターです。現実にも通じるテーマで、神山監督がどんな作品に仕上げていくのか、いまからとても楽しみにしています。あの壮大な世界観と躍動感あるアクションと物語をそのままに、アニメーションならではの『ロード・オブ・ザ・リング』になると思います。シリーズが好きな方も、知らない方も、ファンタジーの世界をたっぷりと楽しんでいただける作品になると思います」 ●本田貴子(オルウィン役) 「『ロード・オブ・ザ・リング』の新たな物語に参加できることをとても嬉しく思います。予告収録時、監督から伺ったお話は過酷ながらもとても魅力的で昔読んだ『指輪物語』の世界が蘇りました。私がいただいた役は王女ヘラの侍女オルウィンです。ヘルム王より密命を受け、最後までヘラと行動を共にします。この物語の歯車の一つとなれるよう一生懸命演じさせていただきます。世界中の『ロード・オブ・ザ・リング』のファンの皆さま、新たにこの世界に触れる皆さま、一緒にこのローハンの戦いに期待しましょう!」 ●村治学(ロット役) 「お話をいただいた時は大変驚きましたが、とても嬉しかったです。“メリアドク・ブランディバック(メリー)”として日本語吹替で出演した三部作の最初が2001年なので、あれからほぼ四半世紀が経とうとしています。その間、様々な形でロード・オブ・ザ・リングの世界に関わり続けることが出来て本当に幸せです。メリーにとってもゆかりの地、ローハンでの戦いが描かれる今作ですが、これまでとは全く違う役柄で出演されたドミニク・モナハンさんにも感謝!ですね。その変貌ぶりはぜひ劇場でご覧ください!!」 ●田谷隼(リーフ役) 「出演のお話をいただく前日に『ロード・オブ・ザ・リング』の解説動画を視聴したばかりだったので、これはヴァラールの導きだったのかもしれません。映画が上映されていた当時小学生だった僕はサウロンの指輪に魅了され、全然関係ない指輪のカプセルトイを回した思い出があります。今回僕が担当させていただくリーフはヘラの従者です。少し臆病なところがありますが、過酷な運命を歩むヘラの支えになろうと頑張る心の優しい子です。僕だったら絶対指輪を運べませんが、リーフは多分ギリギリ運べると思います!歴代シリーズに負けない作品作りの一助になれるよう頑張りますので、新たな中つ国の物語が皆さまの元に届く日を楽しみにしていて下さい!」 文/山崎伸子