秋の味覚 モクズガニ好評 南大門で販売【山口】
山口市徳地堀の特産品販売所「南大門」で、名物のモクズガニが販売されている。古くから地域で愛される秋の味覚で、生きたまま殻ごと砕いて作るカニ汁は絶品。旬の味を求めて多くの人が訪れている。 5日から佐波川で漁が解禁され、漁業権を持つ地元漁師4人が同所に入荷している。販売開始前から入荷の問い合わせがあり、午前中に売り切れることもある人気ぶりという。 体長10㌢ほどのカニの殻をミキサーや石臼で砕いた後、こして作るカニ汁は地域伝統の味。小さなものはそのまま揚げて食べるのもいい。蒸して食べるのもお薦めで、身はもちろんカニみそも美味という。 職員の岡田菜津子さんは「徳地ならではの秋の味覚を多くの人に楽しんでほしい。一番おいしい調理方法のカニ汁を味わって」と来店を呼び掛けている。 5~7匹が入った1袋が1300円から。入荷のピークは年内いっぱいで漁期間の来年3月31日までは販売を見込む。営業時間は午前9時~午後5時。