GRAPEVINE・田中和将に聞く「食事」の話。大衆居酒屋で頼むものは?
新曲『NINJA POP CITY』をリリース
GRAPEVINEは7月、新曲『NINJA POP CITY』をリリース。田中は楽曲のイメージなどについて語った。 ノイハウス:こちらは涼しさもあります。夜の忍者、都会の忍者的な。 田中:意外と涼しげな感じがしますね。 サッシャ:歌詞が面白い! 東京の都会なのに忍者がいて、くノ一(くのいち)がいてみたいな。これはどういった発想だったのでしょうか。 田中:アーバンなものにしようと思っていました。 サッシャ:まず都会があった。 田中:僕のなかのイメージでゲームっぽい、ちょっと任天堂の「スプラトゥーン」みたいなイメージがあって。それと真逆の忍者みたいなものをぶつけたいなと。 ノイハウス:伝統と新しいものをみたいな感じでしょうか。 田中:そういうイメージです。 サッシャ:忍者がコンセプトは面白いですね。そこから発想を広げて歌詞も? 田中:そうですね。 サッシャ:前からやろうと思っていたのですか? 田中:そういうわけでもないです。やっているうちにそうなったというのもありますし、曲も意外とありそうでなかった感じというか、ビートの感じとかになったので、それでむくむくと湧いてきました。 この曲の作曲は、ドラムの亀井 亨が担当している。曲が先にでき、歌詞はあとから考えるという作り方をしたそうだが、アレンジを加えながら「なんとなく、そういうアーバンな想像をした」と田中は語った。 サッシャ:ライブで演奏するとこれはどうなるんですか? この前大阪でやったと思いますが。 田中:評判いいですよ。僕らもいい感じでやれています。 ノイハウス:田中さんご自身はアーバンですか? 田中:いや、僕はアーバンじゃないです。この曲はイントロにギターが入ってこなくて、ベースとドラムで始まるんですが、お手すきなので「忍者の舞」をやっていますが、それが非常にどんくさいという(笑)。 ノイハウス:アーバンというよりは忍者のほうですね。 サッシャ:聴きどころは? 田中:イントロですね。ベースとドラムだけで……。 サッシャ:自分と関係ないじゃないですか(笑)。 田中:(笑)。意外とイントロにギターが入ってないのは珍しいと思って。 番組ではGRAPEVINEの『NINJA POP CITY』をオンエアした。 サッシャ:いいですね、新境地。長年続けていてもまだ新境地があるんだなと思いました。 田中:頭が固まっていく人もいるかもしれませんが、僕らは歳を取るごとに「なんでもあり」になってきています。 サッシャ:昔のほうが「GRAPEVINEはこうでしょ」みたいなものがあった? 田中:若いころのほうが「こう見られたくない」だとか、そういう変なこだわりがあったと思います。それがどんどん取れてきて、いまは本当に「なにをやっても自分たちの感じになるだろうし」という自信もあります。 サッシャ:自分たちが面白いと思うことをやることのほうが重要なんですね。 田中:飽きないようにやりたいです。