多度大社で「ふいご祭り」 鉄工業の発展を祈願
【四日市】鉄工業の繁栄を祈る祭事「ふいご祭り」が8日、桑名市の多度大社で行われた。桑名鉄工協同組合の水谷康朗理事長(水谷精機工作所社長)はじめ、桑名市や周辺地域で鋳物や鉄鋼などの事業を営む事業者の経営者、関係者ら約30人が参列し、鉄工業の発展と安全を祈願した=写真。 ふいご(鞴)とは、金属の加工や精錬などで高温が必要となる際、風を起こすための道具。多度大社には、金属工業の祖神「天目一箇命(あめのまひとつのみこと)」が祭られている。ふいご祭りは、優れた加工技術の御神徳(ごしんとく)にあやかり、感謝の意を込めて、毎年11月8日に実施している。