【卓球】元世界メダリスト川越真由のセカンドキャリア「今は指導者という仕事を天職だと思っています」
福原愛や石川佳純が日本のトップクラスに入る前に、武田明子とともに1990年代から2001年にかけて、日本の中心にいた選手、川越真由(現姓:岸/世界選手権メダリスト・明誠高校女子監督)。 四天王寺中学からミキハウスまでの一貫指導体制の一期生でもある。しかし、エリート街道を突き進んだ川越が味わった挫折とコンプレックス。 その末につかんだ2001年世界選手権大阪大会・女子ダブルスのメダル獲得までの道のりは平坦ではなかった。喜びも苦しいこともたくさんあった。 卓球を嫌いになりそうだった川越真由は結婚して島根に移ったことで救われ、そこで本当の卓球の楽しさや、子どもたちを指導する喜びを感じている。卓球をやってきたことで夫・岸卓臣とも出会い、親友であり、戦友の武田明子とはもう40年近い付き合いで、「アッコちゃんを一番わかっているのは私で、私を一番知っているのはアッコちゃん。大事な時、困った時には必ず連絡します」という仲だ。 彼女の卓球とともに歩んだ30数年間を振り返る「セカンドキャリア川越真由」 ■かわごえ・まゆ(現姓きし・まゆ) 1979年7月9日生まれ、大阪府平野区出身。仲良桜クラブで卓球を始め、全日本カブ、ホープスで優勝。四天王寺中2年で全国中学校大会のシングルス優勝、高校1年で全日本ジュニア優勝、四天王寺高時代にインターハイの団体・ダブルス3連覇。武田明子と組んだダブルスでITTFプロツアーファイナル準優勝、2001年世界選手権大阪大会ではダブルスでメダルを獲得した。結婚後に島根県に移り、明誠高女子卓球部、明誠U15の監督を務めている (インタビューは卓球王国10月21日号に掲載。卓球王国PLUSではインタビュー全文を掲載)