豊洲市場隣に江戸の街並み 「千客万来」で内覧会
東京都江東区の豊洲市場に隣接する観光施設「豊洲 千客万来」が2月1日に開業するのを前に、運営する「万葉倶楽部」(神奈川県小田原市)が29日、メディア向けの内覧会を開いた。都は豊洲のにぎわいの中心的役割として期待している。 施設は新交通システムゆりかもめの市場前駅と接続。江戸の街並みをイメージし約70の飲食店や物販店が入る「食楽棟」と、24時間営業で東京湾の景色を満喫できる露天風呂や足湯の「温浴棟」で構成される。 「日本の台所」として親しまれた旧築地市場(中央区)から移転した豊洲市場の新名所として建設が計画された。当初は東京五輪・パラリンピック前の開業を目指していたが、小池百合子都知事の市場移転延期表明や新型コロナウイルスの影響で遅れていた。 同社の高橋眞己副社長は取材に応じ「時間がかかったが、オープンにこぎ着け感謝している。豊洲市場と連携して新鮮な食材を提供し、場外市場として食文化を発展させたい」と話した。
開業初日には、小池氏や歌舞伎俳優の中村獅童さんらを招きセレモニーを開く。