自動運転技術の活用などテクノロジーの実証実験を行う 「ウーブン・シティ」 今年秋以降実際に人が生活 トヨタ自動車
中京テレビNEWS
トヨタ自動車は静岡県に建設を進める実証都市「ウーブン・シティ」で今年秋以降に関係者らが実際に暮らし始めると明らかにしました。来年度以降には、居住者を関係者だけでなく、一般にも広げるとしています。
日本時間の7日早朝。多くの報道陣が訪れた会場。 アメリカ・ラスベガスで開かれているテクノロジーの見本市に姿を見せたのは、トヨタ自動車の豊田章男会長です。 トヨタ自動車 豊田章男会長: 「本日はご来場いただき誠にありがとうございます。多くのカメラに撮影されテイラー・スウィフトになった気分です!」 冗談で会場を沸かせた豊田会長がプレゼンしたのは、「ウーブン・シティ」についてです。 トヨタ自動車 豊田会長: 「ウーブン・シティは美しい富士山のふもとに位置しています。ウーブン・シティはあらゆる新しいプロダクトやアイデアを発明・開発できる場です」
2021年に静岡県裾野市にあるトヨタの工場跡地で建設が始まった「ウーブン・シティ」。
自動運転技術の活用をはじめ、宅配ロボットなどで物流の自動化を目指したりする未来のテクノロジーの実証実験を行う場所です。 その「ウーブン・シティ」について、豊田会長は。 トヨタ自動車 豊田会長: 「今年から住民が住み始め、徐々にリアルな実証の場として発展させていきます」 去年10月に建設が完了した第1エリアで、今年の秋以降に実際に人が生活を始めると明らかにしました。
今後、内装やインフラの工事を進め、秋の実証開始時点で住人は、トヨタの関係者など100人程度。 その後、対象を徐々に拡大し2026年度以降は一般の募集も開始。将来的には、2000人程度が暮らす実証都市となる予定です。 豊田会長は、プレゼンで、「トヨタの強みと、自動車産業ではない業界の強みを組み合わせることで、新しい価値やサービスを創りだせると信じている」などと話しました。