静岡・富士市の「丸喜食品」が破産手続きの開始決定を受ける 豆腐関連製品を製造していたが需要が減り改善のめどが立たず
静岡県富士市に本社を置く、豆腐関連製品を製造する「丸喜食品」が破産手続きの開始決定を受けたことがわかりました。負債総額は約11億8300万円です。 帝国データバンクによりますと、「丸喜食品」は今月6日、静岡地裁富士支部へ自己破産を申請し、破産手続き開始決定を受けたということです。負債は2024年3月期末時点で約11億8300万円です。 「丸喜食品」は1914年創業で、いなりずし用の油揚げを主体とした豆腐関連製品の製造を行ってきました。地元富士市や富士宮市での知名度は高く、2004年の3月期には年間の売上高に約17億9000万円を計上。 しかし、需要が減ったことで2024年の3月期に、売上高は約8億1500万円にまで落ち込みました。さらに、円安による原料の高騰や金融債務の負担が重なったことで資金繰りはひっ迫し、改善のめどが立たなかったことから今回の措置に至ったとみられます。