迷惑をかけずに「富士山とローソン」を撮影する方法 想像の斜め上を行く発想に笑ってしまう
迷惑をかけずに「富士山とローソン」が撮影できる、秀逸な作品がX上で話題になっています。 【写真4枚】別角度から富士山とローソンが収められた写真?を見る 投稿したのは、Xユーザーの「現代美術二等兵ふじわらかつひと(@f2touhey)」さん。 当ポストは2024年5月27日時点で3万7000件を超えるいいねを集めるなど、大反響となっています。富士山が話題となったことに関連し、記事後半では富士山が見える観光地でも知られる「山梨県」の観光消費額などについても紹介します。 ※投稿された写真は【写真4枚】をご参照ください。 ※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
富士山とローソンを平和に撮影できる「持ち運べるローソン」が話題
『近隣の方々に迷惑をかけないように 持ち運べるローソンを作りました。 これで富士山さえ見えれば、どこででも「富士山&ローソン」の写真が撮れます』 そんなコメントとともに投稿されたのは4枚の写真でした。写っているのは、ローソンの上に富士山が乗っているような構図で撮影された『富士山ローソン』かと思いきや…? 富士山の前に写っているのは、ふじわらかつひとさんが制作した「持ち運べるローソン」でした。 一昨年ころから外国人観光客の間では、山梨県にあるローソンが「ローソンに富士山が乗ったような構図の写真(富士山ローソン)」が撮影できるスポットとして流行し始め、撮影者が急増。迷惑行為や危険行為が頻発し、2024年5月21日には駅前線安全対策工事(防護柵・幕の設置)が行なわれたことで話題となりました。 そんなオーバーツーリズム問題の対策になりそうな「制作物」がXに投稿されると、瞬く間に3万件を超えるいいねが寄せられました。
「セブンイレブンの模型」を改造して作ったという
投稿者のふじわらかつひとさんに、詳しいお話をうかがいました。 「持ち運べるローソン」の制作経緯を尋ねると、「オーバーツーリズムの問題や、黒い幕で覆うというニュースを見てモヤモヤしていました。そもそもなんでそんな写真が撮りたいのかもわかりませんでしたので、ちょっと茶化した解決法を考えました」と話すふじわらさん。 制作でこだわった点を聞くと「鉄道模型用の商品として『ローソン』も存在していたのですが、店舗の形状が少し違っていたので、形状が近い『セブンイレブン』の模型を改造してローソンにしました」とのこと。 続けて「ドアに貼られている垂れ幕やポスターは近所のローソンを参考にしました。そのままだと店内が暗いので看板と店内を照らすLEDを入れました」と、工夫したポイントを詳しく話してくれました。 市販品を購入して2日で制作したという、持ち運べるローソン。「元々の商品がよく出来ているので、少しの改造で綺麗に出来ました」と振り返ります。