自民・小林鷹之氏、勉強会発足 「ポスト石破」見据え足場固め? 「政局の話は関係ない」
9月の自民党総裁選に立候補した小林鷹之元経済安全保障担当相ら有志議員による勉強会の初会合が19日、国会内で開かれた。先の衆院選の落選者も含め、約40人が参加した。今後も定期的に開催され、政策などの議論が行われる予定だが、小林氏が次期総裁選への出馬に意欲を示していることから、「ポスト石破」を見据えた足場固めの狙いもあるとみられる。 勉強会の名称は「2050年のわが国のかたち・社会のあり方を考える研究会」。会合で、小林氏は「党の中で政策を考える場はたくさんあるが、中長期の国のあり方を議論する場は、あまりなかったのではないか」と述べた。 勉強会の位置づけについては「政局の話は関係ない」と強調。その上で「自民が少数与党だろうが、何だろうが、どういう立場に置かれても、私たちなりの軸を持って国家運営に携わっていくことが重要だ」と語った。 呼びかけ人には渡海紀三朗党政治改革本部長や浜田靖一衆院議院運営委員長、石井準一参院国対委員長らが名を連ねた。この日は、小林氏が「今後の日本のあり方について」と題した講演を行った。 総裁選で、小林氏は「脱派閥選挙を徹底したい」と訴え、党の刷新を期待する中堅・若手を中心に支持を広げた。しかし、知名度不足の課題が払拭できず、出馬した9人中5位の結果となった。次期総裁選については「挑戦する」と明言している。