福井市東公園のアリーナ構想「駅から近く経済効果相当ある」 Bリーグの島田チェアマン、市長に実現訴え
プロバスケットボールBリーグの島田慎二チェアマン(代表理事CEO)が9月30日、福井県福井市役所を訪れ、西行茂市長と懇談した。市東公園を候補地に進められているアリーナ構想について「駅から近く、バスケ以外の興行を含めた年間の経済効果や社会的効果は相当ある」と述べた。 【画像】基本計画案で示されたアリーナの整備イメージ アリーナ構想は、Bリーグ2部(B2)福井ブローウィンズの本拠地とすることを想定。ブローウィンズの湯本眞士代表取締役も同行した。 島田チェアマンは、佐賀県佐賀市や群馬県太田市ではアリーナ新設に伴い、Bリーグ1試合当たりの平均観客数が約4千人以上伸びたことを説明。「アリーナが経済活性化や地域の誇り醸成に貢献している」とし、「リーグ参入から1年でここまで盛り上がった福井なら、数年でこういう状況はつくれる」と構想実現を訴えた。西行市長は「福井市と同じような地方で盛り上がっているのは心強い」と応じた。 島田チェアマンと湯本代表取締役はこの後、福井市の福井商工会議所ビルで開かれた県内の企業関係者向けの講演会に参加。ブローウィンズの伊佐勉ヘッドコーチ、福井コンピュータホールディングスの佐藤浩一CEOを加えた4人のトークセッションを行った。 島田チェアマンは、B1秋田ノーザンハピネッツが約900社のスポンサーで支えられている例を挙げ「福井の総合力でブローウィンズを押し上げ、チャンピオンを狙ってほしい」と呼びかけた。
福井新聞社