「Good 8 Squad」がグランドファイナルへ進出決定!ウメハラ所属のSS熊本は2位に【SFL Division S プレイオフが決着】
2024年8月から行われてきた「ストリートファイター6」の日本最強チームを決めるCAPCOM公式リーグ戦「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024」(以下SFL)。2025年2月に開催する最終戦「グランドファイナル」への出場権をかけ、2024年12月21日、SFL Division Sの本節上位3チームによるプレイオフが行われた。MATCH 1を勝ち上がった本節3位のSaishunkan Sol 熊本を下し、本節1位のGood 8 Squadがグランドファイナル進出を決めた。 プレイオフ・グランドファイナルの流れ ■SFLとは?「ストリートファイター6」日本最高峰のチームリーグ戦 SFLは、4人1組のチーム同士がぶつかり合うストリートファイターのオフィシャルリーグ。試合は先鋒戦・中堅戦・大将戦に分かれて各チーム1人が対戦。各マッチの勝利チームはポイントを獲得し、全節終了時点での総合ポイントによりチーム順位が決定する。 7シーズン目となるSFL 2024では、新規チームの「Crazy Raccoon」「FUKUSHIMA IBUSHIGIN」「Yogibo REJECT」を加え、全12チームが参戦。「2ディビジョン制」を導入し、Division S・Division Fの6チームずつに分かれ、各ディビジョンで10節・30マッチが行われた。各ディビジョンの上位チームはプレイオフに進出し、プレイオフを勝ち上がったDivision S・Fの各1チームが、優勝を掛けたグランドファイナルで激突する。 さらに優勝チームには、両国国技館で開催される「ストリートファイターリーグ: ワールドチャンピオンシップ」への出場権が与えられ、アメリカ、ヨーロッパの代表と世界最強チームの座をめぐる戦いに挑むことになる。 ■プレイオフ概要 プレイオフはDivision S/Fの本節終了時点で上位3チームが、SFL優勝チームを決めるグランドファイナル進出の権利を懸けて行われる。各Divisonごとに、MATCH 1では本節2位チームと3位チームが対戦。MATCH1の勝者と本節1位チームが続くMATCH 2で激突し、Division S/Fともに、プレイオフのMATCH 2を勝利したチームがグランドファイナルへ進出する。 試合は「先鋒戦・中堅戦・大将戦」を1巡とし、先鋒戦・中堅戦は3本勝負・2セット先取で10pt、大将戦は5本勝負・3セット先取で20ptを獲得。これを繰り返し、70ptを先取したチームの勝利となる。AWAY側のチームは各巡開始前に、出場する選手の順番・使用キャラクター・操作タイプを事前に提出。これに見て、HOME側は1戦ごとに選手・使用キャラクター・操作タイプを選択できる。1巡目は本節の順位が上位のチームをHOMEとしてスタートし、2巡目以降はHOME/AWAYチームを入れ替えて行う。4巡目以降はHOMEが本節上位チームで固定となる。 ■プレイオフ【DAY 1】(Division S) MATCH 1 リザルト 【一巡目】AWAY:Saishunkan Sol 熊本 HOME:FUKUSHIMA IBUSHIGIN 先鋒:〇 ふ~ど(C エド) 2-1 翔(C ベガ)× 中堅:× ウメハラ(C 豪鬼) 1-2 ヤナイ(C ベガ)〇 大将:〇 ひぐち(C ガイル) 3-2 ササモ(C エド)× Saishunkan Sol 熊本 30pt-10pt FUKUSHIMA IBUSHIGIN 【二巡目】AWAY:FUKUSHIMA IBUSHIGIN HOME:Saishunkan Sol 熊本 先鋒:〇 cosa(C ケン) 2-0 ふ~ど(C エド) × 中堅:× 翔(C ベガ) 1-2 ひぐち(C ガイル) 〇 大将:× ササモ(C エド) 2-3 ネモ(C ベガ) 〇 Saishunkan Sol 熊本 60pt-20pt FUKUSHIMA IBUSHIGIN 【三巡目】AWAY:Saishunkan Sol 熊本 HOME:FUKUSHIMA IBUSHIGIN 先鋒:〇ウメハラ(C 豪鬼) 2-0 ヤナイ(C ベガ)× 〇 Saishunkan Sol 熊本 70pt-20pt FUKUSHIMA IBUSHIGIN × 本節2位のFUKUSHIMA IBUSHIGINと3位Saishunkan Sol 熊本が激突したMATCH 1。1巡目は先鋒戦でふ~ど選手(Saishunkan Sol 熊本)が先制、フルセットフルラウンドとなった大将戦もひぐち選手(Saishunkan Sol 熊本)が制し、Saishunkan Sol 熊本が30ptを獲得し、20ptリードで2巡目へ。 一方のFUKUSHIMA IBUSHIGINも、2巡目では先鋒のcosa選手ケンがふ~ど選手のエドを封じて先制。しかし、中堅の翔選手、大将のササモ選手ともにフルセットに持ち込むものの得点には届かず。2巡目終了時点でSaishunkan Sol 熊本が60ptと王手をかける。 FUKUSHIMA IBUSHIGINにとっては一試合も落とせない背水の陣で挑む3巡目。Saishunkan Sol熊本は先鋒に豪鬼を操るウメハラ選手を送り出し、これを見てFUKUSHIMA IBUSHIGINはヤナイ選手のベガをぶつける。高度な読み合いを仕掛けるヤナイ選手をウメハラ選手が振り切り、70ptに到達。Saishunkan Sol 熊本がMATCH 2へと駒を進めた。 ■プレイオフ【DAY 1】(Division S) MATCH 2 リザルト 【一巡目】AWAY:Saishunkan Sol 熊本 HOME:Good 8 Squad 先鋒:× ネモ(C ベガ) 1-2 ガチくん(C ラシード) 〇 中堅:〇 ひぐち(C ガイル) 2-1 YHC-餅(C ダルシム) × 大将:× ふ~ど(C エド) 1-3 カワノ(C 豪鬼) 〇 Saishunkan Sol 熊本 10pt-30pt Good 8 Squad 【二巡目】AWAY:Good 8 Squad HOME:Saishunkan Sol 熊本 先鋒:× カワノ(C 豪鬼) 1-2 ひぐち(C ガイル) 〇 中堅:〇 ガチくん(C ラシード) 2-0 ウメハラ(C 豪鬼) × 大将:〇 ぷげら(C ジュリ) 3-2 ふ~ど(C エド) × Saishunkan Sol 熊本 20pt-60pt Good 8 Squad 【三巡目】AWAY:Saishunkan Sol 熊本 HOME:Good 8 Squad 先鋒:〇 ふ~ど(C エド) 2-1 カワノ(C 豪鬼) × 中堅:× ネモ(C ベガ) 0-2 ガチくん(C ラシード) 〇 Saishunkan Sol 熊本 30pt-70pt Good 8 Squad ネモ選手のベガとガチくん選手のラシードの組み合わせではじまったMATCH 2。先鋒戦はガチくん選手が制すも、直後の中堅戦ではひぐち選手がYHC-餅選手のダルシムを相手に飛びを通す場面が目立ち勝利。大将戦ではふ~ど選手が1セットを先制するが、その後は立ち回りと波動拳で試合をコントロールしたカワノ選手の豪鬼が3セットを一挙に奪い、1巡目はGood 8 Squadがリードを握る。 2巡目は、1巡目の大将戦から連戦となったGood 8 Squadの先鋒・カワノ選手に対し、プレイオフはここまで3連勝のひぐち選手を当てるSaishunkan Sol 熊本。勢いのある両者の激突はフルセットにもつれる接戦となるも、ひぐち選手に軍配が上がった。中堅戦ではウメハラ選手が操る豪鬼の飛びにことごとく対空を決めるガチくん選手が優勢を守り10ptを獲得。3巡目の趨勢を左右する大将戦は、本節ではベガを使用してきたぷげら選手がジュリを選択するという意表を突く展開に。1本目はぷげら選手のジュリがふ~ど選手のエドを翻弄するも、2本目はふ~ど選手が踏み込みを強めた判断がはまる。一進一退の5本目、中段から流れを掴んだぷげら選手が勝利し、一気にプレイオフ優勝を引き寄せる。 3巡目先鋒戦は、解説のハイタニさんが「恐ろしいほどの強さ」と表現したカワノ選手の豪鬼が1セット目を先取するも、ふ~ど選手がその勢いをねじ伏せる猛追を見せ勝利。1巡目先鋒と同じマッチアップとなった中堅戦は、再びガチくん選手が勝利をもぎ取り、70pt到達でGood 8 SquadがSFLでは2年ぶり、競技タイトルがストリートファイター6となってからは初のグランドファイナル出場を決めた。 プレイオフの模様は、有料の先行配信にて2024年12月31日23時59分までアーカイブ視聴が可能。なお、無料公開は2025年1月25日を予定している。