ミャンマーでダム決壊による洪水、被災した村人に生活必需品の支援を
■物価高騰とガソリン不足が支援活動を直撃
現在、ミャンマー国内では物価高騰が続き、人々の生活が成り立たなくなっています。特にガソリンはひどく、1リットル3500チャット(約240円)と村人の日雇い日給とほぼ同じ金額です。 活動地では朝の7時~10時にバイク1台につき0.5リットルだけを配布され、なくなり次第閉店します。町に2店しかないガソリンスタンドには長蛇の列です。 ガソリンの配給を得られず、MFCGでもメンバーの一人が仕事場に来られないということが起りました。今後が見通せない状況が続く中、誰一人取り残すことのない地球を目指し、皆さまとともに進んでいきたいと感じています。 【プロフィール】 名知仁子(なち・さとこ) 新潟県出身。1988年、獨協医科大学卒業。「国境なき医師団」でミャンマー・カレン族やロヒンギャ族に対する医療支援、外務省ODA団体「Japan Platform」ではイラク戦争で難民となったクルド人への難民緊急援助などを行う。2008年にMFCGの前身となる任意団体「ミャンマー クリニック菜園開設基金」を設立。15年ミャンマーに移住。