「飲みニケーション」は死語ですか?令和の繁華街で調査
■変化しつつある「飲み"ニ"ケーション」
流川に店を構える南国テイストのバー「Backpacker’s BAR CAMEL」。 お酒を飲む人ばかりかと思いきや、お酒を飲んだことがないという男性も…。 「数年通っているんですけど僕はジンジャーエール。お酒を求めるというよりも、人とのコミュニケーションを求めてきている。生まれてこのかた、飲まないといけないというのは全く思ったことはない」。 また、別の男性客は、コロナ禍でセオリーが無くなったといいます。 「コロナ前はみんなとりあえずビールだったけど、会社で飲み会する時もビールを3人頼んだら、あとは好きなものを頼む人が多い飲み会になった。実際お酒飲んだら楽しいとかではなくて、(テンションが)下がる人がいっぱいいる」。 秦祐弥店長もバーテンダーですが、お酒は味見をする程度。 秦店長「お酒って結局、話を円滑にする“ツール”みたいなものだと思う。別にお酒を飲まなくても(バーテンダーが)話をふって、いろいろな人との縁ができればそれは素敵なことだと思う」。 お酒を飲む場所というイメージが強いバーですが、同じ時間を共有するお客さんがいれば、若者が酒から離れても悪いとは思っていないと、秦さんはいいます。 秦店長「お酒は飲まない人は、お酒からは離れているけど、それ以外の素敵な楽しいことを見つけたというだけなので」。 飲む人と飲まない人の双方が楽しめるお酒の場。 若者の間でお酒の認識が少しずつ変わってきた今、「飲み"ニ"ケーション」の捉え方も変わりつつあるようです。