秋染まる御所山、踏破ルポ（１） 錦繍の彩り、豊かな実り
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秋の御所山は、起伏の激しい山歩きの過酷さとともに、錦繍（きんしゅう）の彩りと豊かな実りを山形新聞の登山隊に体感させてくれた。 一行は15～17日の3日間をかけて、本県と宮城県にまたがる御所山（1500メートル）一帯を踏破した。主峰御所山を目指したルートは、東根市の柳沢小屋を起点に県境をたどる観音寺コース。2日目に頂に立った。 初日と3日目は御所山の前衛に位置する黒伏山（1227メートル）や白森（1263メートル）、柴倉山（1276メートル）などを巡った。登山者と出会うことの少ないこちらの尾根筋には、山岳信仰の痕跡が残り、住民と山々の連綿としたつながりが垣間見えた。
