スケートボード“金銀”の快挙の裏には日本人選手たちの固い絆が 東京五輪から受け継がれた思い
スケートボード女子ストリートで金メダルの吉沢恋選手と銀メダルの赤間凛音選手が一夜明け、29日に記者会見を行いました。 【画像】金メダルを手にした14歳の吉沢恋選手 14歳の吉沢選手と15歳の赤間選手は終始緊張した面持ちで会見を行いますが、お互いの存在を聞かれたとき、目が合って笑い合うなど普段の仲の良さがうかがえます。 吉沢選手は赤間選手について「スケートボードしている中でリズちゃんはうまいし、東京の予選大会もずっと行ってて目標だったのでそのライバルとして今回1位で超えられたのは嬉しい。滑っているときも同じ日本チームとして1位になってほしいなという気持ちがあって複雑なんですけど、友達としてライバルとして必要な存在だなと思います」とコメント。 逆に赤間選手は吉沢選手を「恋ちゃんはすごく前からうまくて努力家でいつも真面目に練習に取り組んでる姿がすごいなと思っていた。パリオリンピックの予選からやってきましたが、他のみんなもそうですけど恋ちゃんがいなかったら銀メダルをとれてなかったと思うしかけがえのない存在だと思います」と話しました。 今回代表に選ばれた東京五輪銅メダリストの中山楓奈選手を含め3人で戦い抜いた今大会。赤間選手は「今回銀をとれたのは前回の東京オリンピックで(金メダルの西矢)椛と楓奈がメダルをとっていなかったら自分もこんなに頑張れなかった。今までの大会があったからだと思います」と仲間の絆を語りました。 吉沢選手と赤間選手は会見中も時折目を合わせ笑いあい、フォトセッションを準備するために待機している時には緊張が解けたのか、お互いをつつき合う動作をするなどふざけあい「ライバルでもあり友達」と認め合う関係性がうかがえました。