政界引退表明の足立康史氏、落選の維新・音喜多氏を「党勢低迷の象徴」 Xの表現に不快感
元日本維新の会の足立康史前衆院議員は7日、X(旧ツイッター)で、先の衆院選で落選した維新の音喜多駿前政調会長の投稿について不快感を示した。音喜多氏はXで、維新の馬場伸幸代表が6日に党代表選への不出馬を表明したことに対して、「結果として党勢の低迷を招き、代表の勇退となったのはひとえに私の力不足」と釈明しており、これに対して足立氏は、「『【ひとえに】私の力不足』と書くところが、党勢低迷の象徴ですね」と皮肉を込めた。 足立氏は音喜多氏の投稿を引用し、「こんな雑な、かつ、独り善がりの姿勢からは、何も生まれません。恥ずかしい。(馬場氏のもとで政調会長を務めた)2年間の何が問題だったのか、なぜ真摯(しんし)に向き合わないのだろう。そして、何よりも、馬場さんに失礼です」と疑問視した。 「『ひとえに私の力不足』そう書くことができるのは、撤退を余儀なくされた本人(馬場氏)だけ」と指摘した上で、音喜多氏について「こんな人物と、短期間といえども仕事をともにしたことを、恥ずかしく思います」と切り捨てた。 足立氏は、今年4月の衆院東京15区補欠選挙中に党を批判したとして、6月に党員資格停止6カ月の処分を受けた。先の衆院選で無所属での立候補を模索したが、維新が自身の選挙区に対抗馬を擁立したことで、10月9日の衆院解散を受けて政界引退を表明していた。