「ごはんの代わりに豚の飼料」…涙ぐましい配信した中国のインフルエンサー
中国の女性インフルエンサーが豚の飼料を食べテイクアウト食品より健康的だと主張して議論が起きている。 香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストによると、オンラインで「大王孔留可」と呼ばれる孔羽豊さんは中国のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で280万人のフォロワーを持つインフルエンサーだ。 先月30日に孔さんは節約生活の動画を上げた。彼女はお金を節約する方法として1袋100元(約2126円)の豚の飼料を購入することを選んだ。 孔さんは豚の飼料の袋を開いた時に「牛乳とオートミールのにおいがした」として、栄養成分を示しながら「ピーナッツ、ゴマ、トウモロコシ、ビタミンなどが入った天然高たんぱく低脂肪の食べ物だ。テイクアウトの食べ物よりも健康的だ」と話した。 また、豚の飼料100グラムは1日に3元しかかからないと話し、豚の飼料の一部をお湯に混ぜて一気に食べた。 孔さんは「とても塩辛くて若干酸味もある。水をもっと飲まなければならない。豚の飼料と水だけ飲んで健康を維持することが可能なのか確認するために1週間このメニューを維持する計画」と明らかにした。 その上で「よほど貧しくない限り真似しないでください」と呼び掛けた。 こうした事情が知らされると豚の飼料メーカーは「体に有害ではないが、人のためのものではなく消化されにくい」とした。 この動画は中国のSNSウェイボーで630万回以上の再生数を記録するなど関心を集めた。その後健康問題や社会的問題などで議論が拡散すると彼女は動画を削除しアカウントを閉鎖した。