宇都宮パルコ跡 ゼビオが本社機能移転に向け取得へ
宇都宮市の中心部にある商業施設「宇都宮パルコ」跡を福島県郡山市に本社を置くスポーツ用品販売大手の「ゼビオ」が早ければ年内にも取得する方向で地権者と調整していることが関係者への取材で分かりました。ゼビオはパルコ跡を本社機能などの移転先の候補地として検討を行っていくということです。 ゼビオは去年3月、宇都宮市とスポーツを通じたまちづくりに関する連携協定を結んでいます。協定を結ぶにあたってゼビオの本社を福島県郡山市から宇都宮市に移転することを明らかにしていました。 ゼビオは1962年に福島県で創業しスーパースポーツゼビオなどのブランド名で全国にスポーツ店を展開しています。宇都宮パルコは1997年3月に中心市街地の再開発事業として地上10階、地下1階のファッションビルとしてオープンしました。 しかし、大型商業施設の郊外出店やインターネット販売などの影響を受けて売上が減少し2019年5月に閉店しました。 関係者によりますとゼビオはパルコ跡に本社機能などの移転先の候補地の一つとして地権者との交渉を進めていて早ければ年内にも契約が締結される見込みです。とちぎテレビの取材に対しゼビオはパルコ跡について「宇都宮市の中心部にありシンボル的な場所でポテンシャルもある」と評価しています。 ゼビオは2014年、JR宇都宮駅西口北側の日清製粉宇都宮工場跡地の1万平方メートルの土地を取得していますが、本社の建物をどこにするかは街づくりを考える中で決めたいとしていました。
とちぎテレビ