「アドバイスのつもり」〝上から目線〟で一方的に説明する男性たち…「向上心を削がれ、しんどい」の声も
女性に求められているわけではないのに、〝上から目線〟で一方的に説明してしまった――。そんな「マンスプレイニング」をしたことがある男性たちは、どんな思いでいるのでしょうか。 【画像】「マンスプレイニング」した、された…みんなの意見は? マンスプレイニングとはman(男性)とexplaining(説明)を合わせた造語で、根底には「女性は無知だ」といった偏見や、ジェンダーに基づく差別構造があると言われています。 トランスジェンダーであることを公表している哲学者の三木那由他さんは、朝日新聞の記事で次のように問題提起しています。 <≪性別移行前は、研究の話をしても単に「難しいことをしているね」と言われるくらいだった。しかし性別移行後には、どう見ても専門家でもない男性客から、研究の進め方などについて説教をされるという経験が頻発するようになった。周囲から女性と見られることが多くなった途端に、だ。トランスジェンダーのコミュニティーではこうした話が繰り返し、多くのひとによってなされている。≫ ≪それとは逆に、以前はマンスプレイニングを受けていたのに性別移行後は自分の話を聞いてもらえるようになったと語るトランスジェンダーの男性もよくいる。マンスプレイニングが単に個々人の性格や振る舞いの問題なら、性別移行に伴って同じひとりの人間がこうした明確な差を経験することはないだろう。それははっきりと、女性(と周囲が認識するひと)において偏って生じる現象であり、ジェンダーの問題なのだ。≫ ――「バーで男性の態度変わった 『女性は無知』が生むマンスプレイニング」2024年1月18日朝日新聞デジタル> 「マンスプレイニング」をテーマに朝日新聞がアンケートを募ったところ、マンスプレイニングをされたことがあるという女性や、したことがあるという男性から意見が届きました。みなさんはどう考えますか? 【募集中】知っていますか? マンスプレイニング https://www.asahi.com/opinion/forum/201/?ref=withnews