「アドバイスのつもり」〝上から目線〟で一方的に説明する男性たち…「向上心を削がれ、しんどい」の声も
若い頃は受け入れていた(50代女性)
若い頃は「親切にされているのか?」と思って受け入れていましたが、歳を重ねて、自分より浅い知識や愚かな考えを得意げに話す年長男性の相手をするのがばかばかしくなりました。 そのような人たちに対しても礼儀正しくいなければならない、という教育や社会的圧力を受けてきたことが、今となっては大変悔しいです。(北海道・50代女性=自分がされたことがある)
意欲がそがれるし、しんどい(30代女性)
知っていることを「知っている」と言ったり、マンスプレイニングしているその人以上の知識を話したりすると雰囲気が悪くなります。 「さしすせそ」(編集部注:「さすが」「知らなかった」「すごい」「センスいい」「そうなんだ」)を常に求められ、無知なふりをしなければ空気を壊してしまうのは、仕事や学習意欲、向上心を削がれるし、しんどい。 職場の上司だけでなく、同僚や同期の男性、大学の同級生、警備員のおじさん、警察官、居酒屋のおじさんなど、仕事だけでなく日常生活でもマンスプレイニングがあふれています。(東京都・30代女性=自分がされたことがある)
改めて気をつけようと思う(50代男性)
説明やアドバイスのつもりでも、「相手によっては不快になることがある」ということを改めて気をつけようと思います。(神奈川県・50代男性=自分がしたことがある)
発言を萎縮する機会が増えた(20代その他)
私は女性から男性へ性別移行をしたトランスジェンダーです。 社会的に男性になってから、マンスプレイニングだと思われないように発言を萎縮する機会が増えたかもしれません。 同じような厚かましさだとしても、やはりその性別だけで権威ある印象を与えてしまう男性が言う方が威力を持ちます。 されて嫌だった経験もありますが、自分がうっかりしてしまったであろう経験の方が記憶に残っています。(群馬県・20代その他=自分がしたことがある)
マウンティング目的はよくない(50代男性)
個人的には、「マンスプレイニング」は男性特有のものでなく、相手の属性や立場、状況を考えず上から目線でマウンティングしてくる行為ととらえています。 社会ではビジネスやプライベートでも何らかの説明をすることになるので、相手にマンスプレイニングと受け取られないよう気を付ける必要はあると思います。 特に、相手が説明を求めてるわけでもないのにマウンティング目的でやってしまうのはよくない。(東京都・50代男性=自分がしたことがある)