立川北口に「昭島大勝軒」 旧店主の思い受け継ぎ復活オープン
「昭島大勝軒」(立川市曙町2)が11月25日、立川駅北口みずほ銀行裏に復活オープンした。(立川経済新聞) 【写真】旧店主の本村さんと齊藤社長 同店は、「永福町大勝軒系ラーメン」の専門店。昭島駅南口で14年続いた旧店舗は昨年2月、惜しまれつつ閉店。約2年を経て、立川市と福生市を中心に多くの飲食店を経営する「たるたるジャパン」の齊藤崇さんが店を引き継いだ。 同店のファンで客として通っていたという齊藤さんは、知人を介して継承の話を持ちかけられたが、始めは葛藤したという。「味やスープと麺のバランス、また行きたくなるラーメン屋は昭島大勝軒しかなかった。始めは悩んだが、好きな店をなくしたくないと継承を決めた」と振り返る。「昭島を含めて場所を探し、この場所が一番良かった」とも。スタッフが、旧店主・本村隆志さんが営む「中海岸大勝軒」(神奈川県茅ヶ崎市)で修業し、新店舗の厨房が整ってからは本村さんが出向きスープやタレ作りを付きっ切りで指導した。 「居酒屋さいちゃん」「餃子(ギョーザ)のニューヨーク」「カオマンガイバザールSOI6」などの飲食店を経営するほか、飲食店プロデュースや「妖怪盆踊り」の主催も務める齊藤さんだが、同店については、「先代の思いや味を忠実に受け継ぎたい」と話す。「目指しているのはラーメン屋ではなく、ラーメンレストラン。小さな子ども連れから年配者まで、ゆっくり食べて、いい時間を過ごしていただければ」と齊藤さん。 店舗面積は約120平方メートルで、席数は29席。「スタッフの働きやすさに配慮し」厨房を広く取ったほか、4人がけのテーブル席と、壁際には奥行きを持たせたカウンター席を配し、ベビーカーでも通れる余裕を持たせた。 大きな丼に豚骨煮干ししょうゆのスープ、「大勝軒草村商店」製の中太縮れ麺、ユズ・チャーシュー・メンマ・ナルト・ネギをのせて、表面がカメリアラードに覆われた「熱々の」ラーメンを銀色のトレーに載せて提供する。メニューは、「中華めん」(1,100円)、「中華めん小盛り」(1,000円)、「チャーシュー麺」(1,350円)、「ワンタン麺」(1,250円)、など。○も用意する。 齊藤さんは「長く地域の人を愛し、愛されるような店にしていきたい。ぜひ一度お越しいただければ」と呼びかける。 営業時間は11~21時。
みんなの経済新聞ネットワーク